借地権購入で一戸建てを建てる時の注意事項

tatek

借地権は、土地を借りて使用することのできる権利のことです。
ただし、通常は単に土地を借りる権利ではなく、土地上に建物を建てて、居住したり、営業活動することを認めてもらった上で土地を借りる権利のことを言います。

特に居住用として借地権を設定する場合には、借地借家法の適用を受け、借地権者に強い権利が与えられますので、首都圏などでは、借地権の価格は更地価格の70%程度で取引されることもあります。
一戸建てなどの建物を建てるということは、人生の中で最大の買い物をすることになるわけですから、簡単に転売したり、移転するわけにはいきません。土地が自分の所有であれば、誰の制約も受けず、生活することができますが、土地を借りて一戸建てを建てるとなると、地主から明け渡しを言い渡されないように顔色を窺わなければならないということになるかもしれません。

そこで、借地借家法では、借地権者に強い権利を持たせ、一旦借地権が設定された場合は、簡単に地主から明け渡しを求められないことになっています。
この法律では借地権の存続期間は30年とされていますが、建物が存在しており、借地人が更新を希望する場合は、基本的に地主はこれに応じなければなりません。
また、契約終了時、建物が残存している場合は、借地人は、地主に対し、建物を買い取るよう請求する権利、いわゆる建物買い取り請求権があります。

なお、借地権を購入し、一戸建てを建てた場合の注意点として、土地はあくまで借りものですので、地代の支払い義務は生じます。また、上記の通り、実質的に建物が残っている限り、借地人は土地を借り続けることができることになりますが、逆に建物が極端に老朽化して実質的に建物として使用できないような状態(朽廃)となった場合は、契約期間中とはいえ、借地契約は終了となります。
ただし、火災等により建物が滅失した場合は、朽廃とは異なりますので、借地契約は当然に終了とはならず、原則、再築が認められます。

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